世界規模でランサムウェアの被害が拡大中!Windowsユーザーは今すぐWindows Updateの確認を

サイバーセキュリティのAvastの報告によれば、今回のランサムウェアの被害は全世界に及び、99ヶ国にて7万5千以上の被害が出ているようです。主な被害エリアとしては、ロシア、ウクライナ、台湾、そしてヨーロッパが標的となっているようです!

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既にスペインの携帯通信事業者であるTelefoniaやイギリスの病院などが被害にあっているようで、イギリスの国民保健サービス(NHS)の少なくとも16もの箇所のITシステムに影響が出ており、中には患者の健康をモニタする機器なども関連しているとの事。

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今回のランサムウェアはWanaCryptOR、またはWCryという名前でWindows Server Message Blockプロトコルを悪用した形でパソコンなどに入り込む。一度感染してしまうと、下のような画面が表示され、自分のマシンがランサムウェアによって暗号化された事、また3日以内に身代金となる300ドル〜600ドル相当のビットコインを指定の口座に払い込むようにという指示を受けます。

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暗号化されてしまったファイルですが、拡張子が「.WNCRY」に変更され、「WANACRY!」というマーカーが各々のファイルに追加されるようです。加えて、下記のようなテキストファイルがランダムに保存されるよう。

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今回のランサムウェアですが、Microsoftが2017年3月に公開したパッチにて問題となるプロトコルの修正(MS17-010)がなされているようなので、最近Windows Updateをおろそかにしていた方は今すぐアップデートを強くお勧めします。

Microsoft Windows SMB サーバー用のセキュリティ更新プログラム (4013389)

また、常時バックアップ作業を行い、必要なファイルなどは万が一の時にも取り出せるようにしておきましょう。

発信元:Digital Trend

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