SEO上、とあるキーワードにおいて、本来Googleの検索結果に表示したいページではなく、意図しないページが表示されることがあります。また、過去に行ったキャンペーンページや、内容の薄いページが上がってしまうことにより、獲得できるはずのアクセスを逃してしまうこともありがちケースです。果たして不要なインデックスを消すには?
これらが発生する原因としては、本来上げたいページに検索エンジンからの評価が集まっていなかったり、サイトの構造上、不適切なページへ評価が集中していることが考えられます。
このような事象が発生している場合、解決する手段の一つとして不要なページのインデックスを消してしまう方法があります。ただ、インデックスを消すことにより、検索結果の順位が大きく下がってしまう可能性もあるため、検索キーワードで表示させたいぺージを用意し、タイトルにキーワードを含めて適切な形で設置しておく等の準備は必要になります。
ケース1 – ユーザビリティに影響しない想定外のページが上がってくる
例えば明らかにユーザビリティの悪い、想定外のページが検索結果に表示される場合、そのページはインデックスから外した方がいい、という判断になります。その場合は、対象ページの<head>内に
<meta name=”robots” content=”noindex”>
と記載しましょう。
それまで上がっていたページがインデックスから外れ、次に評価されているページが検索結果に表示されるか判定されます。明らかにユーザーにこのページを見せても仕方ないな…という場合は、noindexでページをインデックスから外します。
ケース2 – テーマ性は似ているが意図しないページが上がってくる
テーマ性は似ていて、しかし本来表示したくない下層ページが検索結果に表示されるケースです。この場合は、テーマ統一をさせるために、<head>内に
<link rel=canonical href=“評価統一先のページのURL(上記図だとテーマA)” />
と記載します。似ているページだけど、こちらの方が見て欲しいページだよ、ということを検索エンジンに伝える効果があります。
基本的には、テーマ統一先のページに内包されているような別ページのコンテンツはcanonicalを使って評価を集中させた方がいいケースが多いかと思います。対象キーワードで評価されているページが明確になり、表示されるページのズレ解消に繋がる可能性が高まります。
まとめ
上げたいのに意図しないページが上がってくるのは、SEOを行っているとよくある事象です。何が原因なのかを探り、適切な処置を行うことで、表示ページのズレ解消とユーザビリティの向上に繋がり、最終的にはサイトの収益性が上がることにも繋がりますので、根気強く対応していきましょう。