今回Kickstarterで上がってきた「Listnr」は、東京発のプロジェクトで音をトリガーに家電やIoT製品をコントロールするガジェットです。
Listnerとは?
音をクラウド解析し、処理を実行するIoTデバイスで、乳幼児音声から感情認識するソフトウェアは株式会社パナソニックの技術を採用、製品は株式会社Cerevoが共同で開発しています。加えて、デザインは、イギリスにて世界的なプロダクトデザイナー ロス・ラブグローブ氏のスタジオに籍を置く柳澤 郷司氏の手によるそうです。
主な機能
- 音で認識するコントローラ：自分のボディを使って、拍手や指を鳴らしたり、タップダンスのように音を立てることで、Philips HUEのスマートライトのスイッチをオンにしたりできます。
- 赤ちゃんの行動モニタリングとアラート発信：例えば、赤ちゃんの「泣く」「笑う」「叫ぶ」「喃語（なんご、乳児が発する意味のない声）」の4パターンより感情を認識し、スマートフォンアプリ上のアイコンに乳児の感情を通知するアラート機能を搭載しています。「Listnr」は音から感情を理解する先進的な音声プロセサーです。
追加の開発により「Listnr」は声のトーンから発話者の感情を判別し、発光色を変えることで視覚的に表現する機能を実装する予定だそうです。
開発者向けAPIも提供
開発者向けのAPIも準備されており、開発メソッドとして
- Webサービスに音声をリアルタイムに送信、解析、またイベントトリガーに利用
- Listnrのネイティブクラウドソフトウェアを活用し、音声/サウンドの解析や外部イベントのトリガーに利用
することが可能です。
今年になってからIoT業界により加速が付き、関連したニュースが毎日のように出てきていますが、この「Listnr」の様な音声/サウンドでのデバイスの制御は、また面白い分野になりそうです。加えて、赤ちゃんの声で感情を解析する、というのはとても面白く、「Listnr」を活用したソリューションが色々と出てきそうですね。
発信元：Kickstarter
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