Spotry.me Business

新しく発表されたFacebook Messenger Platformのまとめ。BOTサービスの利用シーンはこんなイメージ?

今後日本でも主流になると思われるBOTサービス。Facebookは先日のF8にて、Messenger Platformを発表し、その中でも注目を集めているBOTサービスは各業界で話題になっています。今回は、主な機能やユースケースを少しまとめてみました。

BOTの告知方法

ウェブサイト向けプラグイン

デスクトップ向けとモバイル向けのウェブサイト向けプラグインが用意されており、「Send to Messenger」がタップされた時はFacebookのMessengerが起動し、提供側が会話をスタートするシナリオとなります。また、「Message Us」がタップされた場合は、ユーザー側からの会話で開始する形となります。

加えて、デスクトップからのアクセスに関しては、ユーザーはMessenger.comへリダイレクトされるのに対して、モバイルの場合はMessengerアプリが起動する形となります。

ユーザー情報の参照

顧客の電話番号があれば、顧客に対してカスタマイズされた会話を始めることができ、このやり取りはFacebook BOTを経由して行われます。下の例は、スマホサイトで購入した靴下の注文ステータスを受けるために左の画面で顧客が電話番号を入力した後、右の画面でMessengerアプリが起動して注文ステータスが随時通知されるようになっています。

BOTの表示

ユーザーのMessengerでは、BOTアカウントは友達とは別に分けて表示されるようになります。

Messenger Code及びリンク

今回新しくローンチされたMessenger Codeは、まるでQRコードのような形でカメラでスキャンして、対象のアカウントや人物を登録されることが可能になります。こうすることで、雑誌や新聞といった物理的な紙の上でもURLのタイピングをせずに即座に気になるアカウントと会話を始めることができます。

実際のやり取り

ウェルカム画面

ユーザーがBOTとの会話を開始する際、あらかじめ設定されたウェルカムメッセージ、またアクションを表示することができます。上記のウェブプラグインである「Message Us」をタップしたり、BOTが検索された場合などにこの画面が表示されます。

テンプレート

提供者側はあらかじめ定められたテンプレートに沿って、テキストと画像、またはテンプレートに基づいた形でメッセージバブルをカスタマイズすることができます。テンプレートには、画像やテキスト、またボタンの配置を行うことができます。

また、複数のアイテムをカルーセルとして配信することもできます。下の例は、天気予報の例ですが、今日の天気予報に加えて、明日、明後日等の情報を表示できます。

ブロック

今回Messengerがアップデートされ、ユーザーが会話の管理をより容易にすることができ、例えば登録したBOTからの広告メッセージのみをブロックしたり、全てをブロックしたりすることができるようになります。

現時点では、BOTの対応言語などは英語のみのようですが、この部分は順次拡大されると思われます。今後、eコマース等の分野にてリテンションを高める接客ツールとしても利用が期待されますね。

発信元:Facebook for developers