Appleはメキシコにおいて、サテライト経由のメッセージ機能と「探す」アプリの機能を拡大したと発表しました。これにより、iPhoneユーザーは携帯電話回線やWi-Fiがない環境でも、Globalstarの衛星を利用してメッセージの送受信や位置情報の共有が可能になります。
利用条件
メキシコでこれらのサテライト機能を利用するには、iPhone 14以降のモデルとiOS 18.4以降が必要です。iMessageを受信するには受信側がiOS 18以上、SMSの場合はiOS 17.6以上またはApple以外のデバイスが必要です。
サテライト経由の機能詳細
新機能では、Globalstarの衛星を介してiMessageやSMSメッセージの送受信が可能。また、「探す」アプリでは位置情報の更新ができます。メキシコではすでに提供されていた緊急SOSサテライト機能に加え、今回の拡張により通信の選択肢がさらに広がりました。
緊急SOSと同様、メッセージや「探す」をサテライト経由で利用するには、iPhoneを空に向けて接続を確立する必要があります。木や建物がない開けた場所では接続がスムーズで、メッセージの送受信速度も向上。絵文字やTapbackは利用可能ですが、画像、動画、音声メッセージ、ステッカー、グループメッセージはサポートされていません。
使い方
Wi-Fiや携帯電話回線が利用できない場合、メッセージアプリでサテライト接続のオプションが自動表示。ユーザーはAppleのガイドに従って接続できます。
提供地域と費用
現在、サテライト経由のメッセージ機能は米国、カナダ、メキシコで利用可能。対応するiPhoneを持つユーザーには無料で提供されています。
Source: Macrumors