REWA Technologyが公開したiPhone 18 Proの分解動画から、AppleがDynamic Islandを小型化した内部構造が明らかになりました。Face IDに使う赤外線カメラを画面左上の下へ移し、その部分だけ赤外線を通せるよう画素配列を調整しています。
Appleは発表時に、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxでは「先進的なディスプレイテクノロジー」によってDynamic Islandを刷新したと説明していました。今回の分解は、その変更を内部から確認できる初期資料となります。
赤外線カメラを画面下へ移動
従来より小さくなったDynamic Islandの裏側では、赤外線カメラの位置が画面左上へ移されています。分解動画では、画面の該当部分に赤外線を通すための特殊な画素配列が使われていることも示されました。
Appleの公式発表によると、新しいDynamic Islandは3つのライブアクティビティを同時に表示できます。Face IDによるロック解除や購入の承認、アプリへのサインインといった機能も引き続き利用できます。
カメラと冷却構造にも変化
分解動画では、可変絞りに対応する48MP Fusionメインカメラが従来より大型化したことも確認されています。ケーブルの配置も変更されました。
A20 Proチップはロジックボードの表面側へ移され、新しいサーマルパッドを介してベイパーチャンバーに直接接触する構造です。REWA Technologyは、ベイパーチャンバーも大幅に大型化したと説明しています。Appleも公式発表で、A20 Proと次世代ベイパーチャンバーの組み合わせにより、持続的な性能を高めたとしています。
一方、NANDストレージと電源管理ICは基板の層間に配置されており、修理時には基板を分離する必要があるため、基板修理の難度は上がるとREWA Technologyは指摘しています。
4,056mAhは物理SIM対応モデルの値
動画で分解された端末には物理SIMカードスロットがあり、バッテリー容量は4,056mAhでした。REWA Technologyによると、iPhone 17 Pro比で約1.7%大きい容量です。
ただし、日本で販売されるiPhone 18 ProはeSIM専用モデルです。Appleの日本向け仕様ページも物理SIM非対応と明記しています。MacRumorsによると、eSIM専用モデルはSIMカード関連部品がない分、今回の物理SIM対応モデルよりバッテリーがわずかに大きいため、4,056mAhをそのまま日本向けモデルの容量として扱うことはできません。
Appleは日本向け仕様で、iPhone 18 Proの通常使用は最大24時間、ビデオ再生は最大36時間と案内していますが、mAh値は掲載していません。
分解で見えたのは設計変更の一部
今回の分解からは、小型Dynamic Islandを実現した赤外線カメラの移動、可変絞りカメラの大型化、A20 Pro周辺の冷却構造、基板修理の難度に関わる部品配置の変更が確認できました。
ただし、REWA Technologyが分解したのは物理SIM対応の1台です。日本向けeSIM専用モデルの内部構成やバッテリー容量がすべて同じとは限りません。日本モデルについては、今後の分解検証を待つ必要があります。
出典:MacRumors、REWA Technology、Apple Japan Newsroom、Apple日本向け仕様
