Google I/O 2017:撮影した写真内の不要なオブジェクトを自動で取り除いてくれる日も間近?

グーグルの開発者向けカンファレンスGoogle I/O 2017にて、次々と新サービスや機能などが紹介されている中、注目の一つは撮影した写真から不要なオブジェクトを綺麗に削除してくれる様になるとのこと!Google Photosへの機能搭載が期待されています。google-image-remove-objects キーノートが現地時間5月17日午前10時(日本時間18日午前2時)より開始され、数々の新しいサービスや機能などが紹介されていますが、今回発表された中で注目の一つとして、写真に写り込んだ不要と思われるオブジェクト等が自動的に取り除かれる様になるということです。

例えば、子供のバッティングシーンをフェンス越しに見ていて、どうしてもあの網状のフェンスが邪魔な時とかに大活躍しそうですね。既にPhotoshop等では同じ様な機能が提供されていますが、今回Googleが提供するのは、これらの作業を全て機械学習とAIが自動認識して、自動で行なってくれるというのがポイントです。 Screen_Shot_2017_05_17_at_1.15.31_PM.png 今回のイベントでは明らかにはなっていませんが、この機能はGoogle写真サービスであるGoogle Photosに搭載されると思われます。ほぼ無制限のストレージが提供されているGoogle Photos、自動アップロードに加えて、友達や家族との共有も簡単な他、人物や場所などでもアルバムを自動作成するといった機能が提供されています。Androidに加えてiOS版も用意されているので、まずはお試しあれ!

Google I/Oにて発表された主な内容:随時更新中

今年の参加者は7,000名以上にも及び、サテライトイベントは何と400にも達した今回のGoogle I/O 2017。グーグルのミッションとしては、CEOであるSundar Pitchai氏は「昔から変わらず、依然世界中の情報をオーガナイズすることだ」と述べました。

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YouTubeでは、10億人ユーザーが、毎日10億時間分のYouTubeを鑑賞し、10億km分の経路ナビゲーションをGoogle Maps上で行なっているとのこと。Google Driveは8億人のユーザーがMAUとして、5億人のユーザーがGoogle Photosを使い12億枚の写真や動画が毎日アップロードされています。Androidアクティブユーザーは2億デバイスを突破。Googleアシスタントは1億台のデバイスにて利用されています。

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AIや機械学習をより活用し、既存のサービスやプロダクトなどを今まで以上に改善していく中で、Duoのビデオ品質やYouTubeサジェスチョン、テキスト予測入力、ストリートビュー、AdBrain、写真の検索などを挙げました。また、Gmailのスマート返信機能もGmailを利用する10億ユーザー向けに提供されるとしています。

新しく発表されたGoogle Lensは、GoogleアシスタントとPhotos向けに提供されるとのこと。例えば、Wi-Fiルーターの裏に記載されたユーザー名やパスワードを内蔵されたOCR機能でテキスト化したり、街で見つけたレストランをカメラ経由で見ることで、レストランの情報を表示したり、また撮影した写真のオブジェクトを自動認識することで、今後の自動アルバム化などが飛躍的に向上するとのこと。

発信元:The Verge

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