Appleは、iPhone 18 Pro Maxを修理や下取り、返品などで発送する際に使う新機能「発送準備」の手順を公開しました。同モデルはシングルセル構成のバッテリー容量が20ワット時(Wh)を上回るため、ほとんどの国や地域で追加の発送要件が適用されます。
「発送準備を有効にする」を選択すると、バッテリーを20Wh未満まで放電し、配送中も基準を下回るよう充電上限が設定されます。Appleによると、iPhone 18 Pro Maxのバッテリーは配送や飛行機での移動を含めて安全に扱えます。この手順は発送要件を満たすためのもので、旅行中やほかのiPhoneモデルでは必要ありません。
アクティベーション済み端末を発送するときに使用
「発送準備」が必要になるのは、アクティベーション済みのiPhone 18 Pro Maxを修理、下取り、返品、譲渡などのために発送する場合です。設定アプリで「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「発送準備を有効にする」の順に進み、発送理由を選択して画面の案内に従います。利用にはモバイル通信またはWi-Fi接続が必要です。
一方、購入後にまだアクティベーションしていない新品は、製造時からバッテリー容量が一時的に20Wh未満へ制限されています。そのため、箱から出していない端末では「発送準備」を有効にする必要はありません。
修理、下取り、返品を目的に有効にした場合、充電上限は14日間80%に制限されます。14日後は「発送準備」を無効にして、フル充電へ戻せます。個人への譲渡など、ほかの理由で有効にした場合はいつでも無効化できます。
放電には最大2時間ほどかかる場合も
バッテリー残量によっては、「発送準備」の完了まで放電が必要です。フル充電の状態から始めると最大2時間ほどかかる場合がありますが、放電中も通常どおり端末を使用できます。ただし、事前にiPhoneを消去した場合は、放電中に端末を使用できません。端末が普段より熱くなることもありますが、Appleは準備完了後に温度が下がると説明しています。
処理が完了すると、設定アプリに赤いバッジとともに「発送準備完了」と表示されます。画面が使えない場合や準備が正常に完了しない場合は、端末を発送せず、Appleサポートまたは送付先の会社へ確認する必要があります。発送先によって指定の手順や梱包材があるため、事前の案内も確認してください。
今回の仕組みは、20Whを超える大容量バッテリーと発送要件を両立するための対応です。日常利用時のバッテリー容量を恒常的に制限するものではなく、アクティベーションすると、製造・工場出荷時に適用されていた制限が解除され、最大充電容量を利用できるようになります。

