CMでもお馴染みのフレーズ「オッケー、グーグル！」で、スマホに話しかけて音声経由で検索などをしてくれる便利な機能ですが、実は今まで自分の声で入力してきた履歴が確認できるのってご存知でした？Googleの「アクティビティ管理」では、今までの音声検索やロケーション履歴、そしてYouTubeの検索履歴や再生履歴なんかも見れちゃいます。
今回取り上げるのはGoogleが提供している「アクティビティ管理」。この中には、GoogleアカウントでログインしたChromeのウェブサイト閲覧履歴や、過去の検索キーワードが含まれていたり、今までの訪問したロケーション情報だったり、さらにはYouTubeの再生履歴なんかも保存されています。まずはこちらのリンクからログインしてみてください。
今までの自分の検索ワードが見れる！
最初に出てくる「ウェブとアプリのアクティビティ」では、過去の検索キーワードや、Chrome などのアプリで閲覧したコンテンツを確認できるようになっており、いつどういったキーワードをGoogleで検索したのか、また日別での検索数グラフや、上位の検索クリック数トップ5を確認できます。
音声検索した自分の声が聞ける！
こちらが今回取り上げた「音声アクティビティ」、Googleに送信した声や音声入力を確認できるようになっています。実際に「再生」ボタンを押すと、自分の声も聞くことが可能です。ここで面白いのは、自分でしゃべった声とそれに対してGoogleが音声認識を行った結果のテキストが確認できます。それにしてもGoogleの音声認識の精度はかなり高いですね。
自分の移動履歴が見れる！
また、こちらが今まで自分が訪問したロケーション履歴が地図の上に表示されています。このオレンジ色のドットをクリックすると、
なんとそのロケーションに関する当日のルート情報が表示されました！例えば、下の例はアメリカのメンロパークから移動してサンフランシスコ国際空港に向かった様子が時系列も含めて表示されています。
「え？Googleって音声検索のデータを保存してたの？」という驚きの事実を取り上げた動画を公開したのが、こちらのUnbox Therapyチャンネル。既に今までで100万回以上の再生が行われています。彼曰く、自分でも気が付かずに録音されていた音声がたくさん見つかったということで、気になる方はこの機能をOFFにすることを勧めています。
便利な半面、プライバシーに不安も？
この「アクティビティ管理」を確認することによって、自分のデータがどのようにGoogle内で保存され、また管理されているのかを目のあたりにするわけですが、例えば「この前広島出張の時に立ち寄ったお好み焼きやさんはどの辺だっけ？」といった時や、「去年の今頃はどんなウェブサイトを見ていたのかな？」といったシーンの時に簡単に自分のアクティビティを遡れる、という便利な半面、「自分がGoogleで行った音声検索が全て保存されているとは知らなかった！」とプライバシーを不安に思うユーザーも多いかと思います。
Googleでは、アクティビティ管理に保存されている情報は自分で管理することが可能で、例えば音声検索で気になる自分の声のデータなどを個々に削除することもできたり、音声アクティビティ自体をOFFにすることも可能です。
このように総合的に個々のユーザーを見ることで、パーソナライズな検索結果やルート情報、また音声認識技術の向上などを狙うGoogleですが、これを機会に改めてGoogleとの自分の付き合い方を見直してみるのも良いかもしれませんね。
発信元：MakeUseOf
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