アップル、高価なNVIDIA AIサーバーを数百台発注か
最近のアップルのAI開発、特にSiriに関する苦戦が報じられる中、新たなアナリストレポートによると、同社はNVIDIAのAIサーバーに約10億ドル(約1,500億円)の新規投資を行う準備を進めているとのことです。
Patrick Seitz氏がInvestor’s Business Dailyで下記のように述べました:
Loop CapitalのアナリストAnanda Baruah氏は月曜日遅くに、アップルがNvidia GB300 NVL72システムに約10億ドルの発注を進めていると述べました。これは1台あたり370万〜400万ドルのサーバー約250台に相当するとの見方を顧客向け資料で示しています。
Baruah氏によれば、アップルは生成AIアプリケーション向けの大規模サーバークラスターの構築にあたり、サーバーメーカーのDell TechnologiesとSuper Micro Computerと協力しているとのことです。
「AAPLは正式に大規模サーバークラスターの生成AIゲームに参入しており…SMCIとDELLが主要サーバーパートナーとなっています」と彼は述べました。「より詳細な状況はまだ調査中ですが、これは生成AI LLM(大規模言語モデル)クラスターになる可能性を秘めているようです。」
アップルのAI戦略における意味
このレポートには新しいサーバーの使用目的に関して多くの推測が含まれていますが、NVIDIA GB300 NVL72への大規模な投資は明確な方向性を示しています。
過去の報告では、アップルがサーバー用の独自チップを開発していることが示唆されていました。しかし、この分野での進展は予想よりも遅れているか、あるいはアップルがNVIDIAのサーバーで補完する必要があると判断したようです。
いずれにせよ、このニュースはアップルが今後数年にわたるAI投資に向けて着実に準備を進めていることを示す新たな証拠と言えるでしょう。
Source: 9to5Mac