Appleは次期iPad miniモデル向けの新しい小型OLEDディスプレイを現在評価中であると、Appleのサプライチェーン内に情報源を持つ中国のリーカーが報じています。
Weiboを拠点とするDigital Chat Station氏は本日、様々なブランドから登場予定のタブレットに関する簡潔な予告の中でこの情報を明かしました。このリーカーによれば、問題のOLEDディスプレイはサムスン製であるとのことですが、現行のiPad mini 7で使用されている60Hz LCDディスプレイよりも高いリフレッシュレートを備えているかどうかは不明だとしています。
過去の報告と将来の展望
昨年の報道によると、Appleは将来のiPad miniモデル向けに設計されたOLEDディスプレイパネルをサプライヤーに要請していたとされています。
2024年5月には、サムスンディスプレイが将来のiPad mini向けに8インチOLEDパネルのサンプル開発を開始し、2025年後半に天安(チョナン)の施設で量産を開始する計画であると報じられました。同報告では、Appleは2026年にiPad miniと並んでiPad AirにもOLEDパネルを導入する予定だとしています。
この見通しは、アナリスト企業Display Supply Chain Consultants(DSCC)による2023年12月の報告とは若干異なります。DSCCによれば、8.5インチOLED iPad miniは2026年の発売を予定しており、11インチと13インチのOLED iPad Airモデルは2027年に続くとされています。
OLEDテクノロジーの優位性
OLEDパネルは各ピクセルを個別に制御できるため、他の一般的なディスプレイ技術と比較して、より正確な色再現と深い黒を実現します。また、優れたコントラスト、より速いレスポンスタイム、より良い視野角、そしてより大きな設計の柔軟性も提供します。AppleのフラッグシップiPhoneはすべてOLEDパネルを使用しており、2024年5月には初めてiPad Proにこのディスプレイ技術を導入しました。
Appleの二重積層低温ポリクリスタル酸化物(LTPO)OLEDパネルを特徴とするiPad Proモデルとは異なり、iPad miniとiPad Airは単一積層低温ポリクリスタルシリコン(LTPS)パネルを搭載する可能性があります。つまり、これらは輝度が低く、引き続きProMotionを欠いている可能性があります。
Source: MacRumors