Chrome for Android、アドレスバーを下部に配置する機能を展開開始、設定画面も刷新へ


アドレスバーの新配置オプションがついに登場

昨年10月から本格的なテストが開始されていたGoogle Chromeの「アドレスバーを画面下部に配置する」オプションが、Androidの安定版チャンネルへの展開を開始しました。

一部のユーザーには「アドレスバーを長押しして下部に移動」という案内が表示されるようになっています。また、設定メニュー内に新しく「アドレスバー」という項目が追加されているかチェックしてみてください。

シンプルながらも使いやすさを向上

ChromeのOmnibox(検索・アドレスバー)は単純に画面の下部に移動するだけで、操作性が向上します。このデザイン変更はかなり直感的ですが、やや基本的すぎる面もあります。特に、Googleはオーバーフローメニュー(三点メニュー)の並び順を変更していません。

ブックマーク、新しいタブ、履歴などのオプションは依然としてメニューの上部に配置されたままです。この全体的な変更の一環として、これらのコントロールも親指の届きやすい位置に移動するよう、三点メニューの順序を逆にすべきだったでしょう。新しいタブページなど、UIの他の部分は変更されていません。

この下部アドレスバーオプションは、Chrome 135を実行している2台のデバイスでのみ確認されており、まだ広く展開されてはいません。しかし、GoogleがAndroid向けにこの機能を展開する準備が整ったことを示しています。なお、iOS版Chromeではすでに2023年10月にこの機能が導入されています。

設定画面の大幅リニューアル

現在広く利用可能になっているのは、Chrome設定画面のリデザインです。「あなたとGoogle」は引き続き最初に表示されますが、「基本」セクションは「検索エンジン」「アドレスバー」「プライバシーとセキュリティ」「安全性確認」の4つのオプションに整理されました。

「パスワードと自動入力」では関連設定がグループ化され、「Googleパスワードマネージャー」「支払い方法」「住所など」「自動入力サービス」が含まれています。

その他の設定は「詳細設定」の下にまとめられ、「タブ」「ホームページ」「新しいタブページのカード」「ツールバーショートカット」「通知」「テーマ」「アクセシビリティ」「サイト設定」「言語」「ダウンロード」「Chromeについて」などが含まれています。

Source: 9to5Google