Appleの近日登場予定の折りたたみ式iPhone、通称「iPhone Fold」のカメラシステムについて、さらなる詳細が明らかになりました。来年発売予定のこのブックスタイル型折りたたみデバイスは、7.8インチのしわのない内部ディスプレイと5.5インチの外部スクリーンを搭載すると噂されています。業界アナリストのMing-Chi Kuo氏によると、このデバイスはデュアルレンズのリアカメラに加え、折りたたみ状態と展開状態の両方で使用できるフロントカメラを備え、どの構成でも包括的なカメラ機能を確保するとのことです。
外部ディスプレイのカメラデザインが明らかに
これまでの報告では、展開状態ではディスプレイ配下の内蔵カメラが使用されることが指摘されていましたが、折りたたみ状態のフロントカメラについてはあまり情報がありませんでした。
今回新たな情報として、韓国のニュースアグリゲーターyeux1122氏が、Weiboを拠点とする情報筋を引用して報じたところによると、Appleは外部ディスプレイにパンチホール型のフロントカメラを採用する方針とのことです。このデザインは「現在市場に出回っている折りたたみスマートフォンとほぼ同一」とされており、Google Pixel 9 Pro Foldなどに類似しているとのことです。また同ブログは、以前明らかにされたディスプレイサイズと画面解像度に関する情報も引用しています。

Touch IDとFace IDの採用状況
パンチホールが実際の使用時に見える状態になるのか、あるいは小型のDynamic Islandに収められるのかは不明ですが、Face IDはこの機種には搭載されない見込みです。代わりに、Appleは他のコンポーネント用の内部スペースを確保するため、サイドボタンにTouch IDを統合すると考えられています。
開発状況と発売時期
Kuo氏によれば、最終的なハードウェア仕様は今年の第2四半期に確定する予定で、一部の要素はまだ変更される可能性があるとのことです。しかし、アナリストのJeff Pu氏は、このデバイスはすでにFoxconnで新製品導入フェーズに入ったと主張しており、これはAppleの製品開発サイクルにおける重要な段階であることから、主要な仕様はすでに確定している可能性があります。
価格と将来の展望
量産は2026年第4四半期に予定されており、発売は来年後半と予想されています。第一世代の折りたたみiPhoneの価格は2,000〜2,300ドルになると見込まれています。また、第二世代モデルもすでに計画中で、2027年後半に量産が予定されているとの報告もあります。
Source: MacRumors