Appleが2025年秋（9月または10月）に発売予定のM5 iPad Proは、M5チップやデュアルフロントカメラなど、注目の新機能を搭載する予定です。iPadOS 26との組み合わせで、プロ向けタブレットの可能性をさらに広げます。以下、期待される4つの新機能とその魅力を詳しく解説します。
1. 次世代M5チップでパフォーマンス向上
M5 iPad Proの目玉は、TSMCの改良型3nmプロセスで製造されるM5チップです。CPU、GPU、Neural Engineの性能向上が期待され、特にAI処理能力の強化が注目されます。Apple Intelligenceの進化に伴い、生成AIや機械学習タスクがさらにスムーズになります。2024年のM4 iPad Proに続き、M5チップはiPadで初披露される見込みです。
2. デュアルフロントカメラでビデオ通話が快適に
M4 iPad Proでフロントカメラが横（ランドスケープ）配置に変更されましたが、M5モデルでは縦（ポートレート）配置のカメラを追加。デュアルフロントカメラにより、どの向きでも最適なビデオ通話が可能になります。FaceTimeやZoomでの自然な構図や、Desk Viewのようなマルチカメラ機能も期待されます。このアップデートは、ハイブリッドワークやクリエイティブ用途での利便性を高めます。
3. 16GB RAMが全モデルで標準搭載
M4 iPad Proでは、1TB以上のモデルにのみ16GB RAMが搭載されていましたが、M5 iPad Proでは全モデル（256GBから2TBまで）で16GB RAMが標準になります。以下の要因が後押し：
- iPadOS 26の生産性向上機能（マルチタスクやAI処理）の強化
- M4 Macの16GB RAM標準化
- Apple IntelligenceなどRAM依存のAI機能の増加
これにより、プロ向けアプリやマルチタスクがさらに快適になり、将来のソフトウェアアップデートにも対応しやすくなります。
4. Wi-Fi 7で超高速接続
M5 iPad Proは、Wi-Fi 7に対応し、最大46Gbpsの転送速度を実現（Wi-Fi 6Eの約5倍）。320MHzの広帯域チャネルと6GHz帯を活用し、信号干渉を軽減。複数周波数での同時データ送受信により、低遅延で安定した接続を提供します。クラウド作業や4K/8K動画ストリーミング、大容量ファイル転送が飛躍的に向上。iPhone 16シリーズに続き、Appleの最新デバイスにふさわしい進化です。
iPadOS 26とのシナジー
M5 iPad Proの真価は、iPadOS 26との連携で発揮されます。iPadOS 26は、Apple Intelligenceを活用したAIアシスト機能（文章作成支援やApple Pencilでの描画補助）や、強化されたマルチタスク機能を搭載。M5チップのAI性能と16GB RAMが、これらの機能をスムーズに実行。2024年のM4モデルのOLEDディスプレイや超薄型デザイン（11インチ：5.1mm、13インチ：5.3mm）は継承され、デザイン変更は最小限になる予定です。
発売時期と価格
M5 iPad Proは2025年9月または10月に発売予定（18カ月サイクルに基づく）。価格はM4モデルと同等で、11インチが$999/£999、13インチが$1,299/£1,299からスタート。ただし、米国のチップ関税導入により、米国での価格が若干上昇する可能性があります。ストレージは256GBから2TBで、128GBオプションの復活は期待薄いようです。
まとめ
M5 iPad Proは、M5チップ、デュアルフロントカメラ、16GB RAM、Wi-Fi 7対応の4つの新機能で、プロフェッショナルな作業をさらに強化。iPadOS 26のAI機能やマルチタスク性能との相乗効果で、クリエイターやビジネスユーザーに最適なデバイスに仕上がります。2024年のM4モデルの大幅刷新（OLED、薄型化）に続き、今回はマイナーアップデートながら実用性が向上。2025年秋の発売が待ち遠しい一台です！
Source: 9to5mac