Apple TV 4K(第3世代)で「スーパーマリオ オデッセイ」を60fps、「あつまれ どうぶつの森」を30fpsで動かしたとする開発者の報告が伝えられました。任天堂の公式配信ではなく、自分で用意したゲームデータをMacでApple TV向けアプリに変換する、非公式のオープンソースプロジェクト「TVPort」によるものです。
日本ではApple TV 4K(第4世代)が税込49,800円で予約受付中で、2026年11月13日に発売予定ですが、今回の動作報告とは区別が必要です。新モデルでのTVPortの動作は、取得した資料では確認できません。
AIを使って開発、ゲーム自体はAppleのチップ上で実行
MacRumorsの2026年11月4日付記事は、RedditユーザーFloatingFalafel氏による取り組みを紹介しています。同記事によると、TVPortはnxnativeを派生させたプロジェクトで、開発にはClaude Opus 5.5が使われたといいます。
TVPortの公開リポジトリでは、エミュレーターではなく、ゲームのコードをAppleのチップ上で直接実行し、描画をMetal上で再構築する仕組みだと説明しています。ゲームデータや鍵は含まれておらず、所有するゲームを自分の本体から取り出して使うことを求めています。任天堂、Apple、ゲーム販売元とは無関係のプロジェクトです。
動作報告には条件と資料間の違いも
公開リポジトリの検証機は、A15搭載のApple TV 4K(第3世代)、tvOS 27.2です。ゲームごとの報告は次の通りで、第三者による性能検証ではありません。
| ゲーム | リポジトリ記載の検証バージョン | 報告内容・条件 |
|---|---|---|
| スーパーマリオ オデッセイ | 1.3.0 | リポジトリでは動作すると記載。MacRumorsは開発者の申告として60fpsと報道 |
| あつまれ どうぶつの森 | 1.0.0 | リポジトリでは動作し、プレイヤー間で島を共有すると記載。MacRumorsは30fpsと報道 |
| ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム | 1.4.2 | リポジトリでは携帯モード、3D解像度75%で30fpsと記載。本体が熱くなるとロード画面が大幅に遅くなると説明 |
MacRumorsの記事は、ほかのゲームは未検証とし、「ティアーズ オブ ザ キングダム」は熱による性能制限で動かない可能性を挙げています。一方、取得したリポジトリには上記の条件付き動作が記載されています。
Macと開発環境が必要、新型の発売は動作保証ではない
TVPortの利用には、Appleシリコン搭載Mac、macOS 26.6以降、Xcode 27.1、開発者モードを有効にしたtvOS 26以降のApple TV 4Kなどが必要です。初回のゲーム変換には30〜60分かかるとされています。無料のApple IDでも導入できますが、その場合は7日後にアプリが起動できなくなるため、再度ビルド・インストールして更新する必要があります。

