冬に出てくる黒カビの悩み

イギリスでの生活では、冬が近づくにつれてカビや結露に悩まされる方々が多くいます。特に台所やトイレ・シャワー周りは、換気を心がけていても、壁や天井、また窓際などにすぐに黒や淡色のカビが目立ってきます。

イギリスの家庭では、断熱性に優れた二重窓が主に利用されていますが、その影響もあって室内と室外の大きな温度差によって、よく結露が溜まります。

日本では、カビキラーなどが有名ですが、イギリスにて同じようなスプレーがないか探しておられる方も多いと思います。今回は知人に勧められた「CILLIT BANG – Black Mould Remover」を試してみました。

黒カビ退治を専門にしたこのスプレーですが、トイレ、ガラス、タイルやシャワーブース、ステンレススチール、セラミック、またバスタブなどで利用することができます。

今回、シャワーブースの天井に黒カビが目立ってきたので、この箇所を集中的に試してみました。

今回は天井なので、スプレーした分がしっかり残ってくれるか、それともすぐに垂れて来てしまうかちょっと心配でしたが、なんとか大丈夫でした。

下はスプレーで吹きかけてからものの数分経過したものですが、既に黒カビがどんどん消えていっているのがはっきりと分かります。

しっかりと換気を行なった環境で30分ほど経過すると、今までの黒カビが綺麗さっぱりなくなっているのを確認できます。で、水で濡らしたモップを使ってサッと拭いておきます。

今日ご紹介したスプレー「CILLIT BANG – Black Mould Remover」ですが、wilkoなどのスーパーでお手頃な価格で販売しているので、是非お試しください!

冬場の湿気の悩み

冬場は締め切った環境、また建物などが石材で作られている場合が多いため、湿気などがとても溜まりやすくなります。そのため、クローゼット内はともかく、部屋の中もジメジメした湿度の高い状態になってしまう事が原因で、窓際などにカビなどが発生してしまいます。

イギリスの一般家庭では、何と79%もの建物が湿度の高い室内で暮らしているとし、20%以上が湿度の高い環境が身体に及ぼす影響を知らないという事です。湿度が60%を上回ると、空気中のウイルスやバクテリアなどが生存する率が普段より高くなり、結果そこに暮らす人々が吸い込む事で体調を悪くしたり、風邪を引いてしまう、という結果に。

除湿機の導入へ

今回、以前から気になっていた子供部屋用に除湿機を購入し、早速設置してみました。室内の温度や湿気などを計測できる「Netatmo」社のスマートセンサー「Weather Station」を使ったところ、何と夕方の時間で湿度が85%を上回っているという結果に!子供部屋に入るたびに「何かジメッとしているな」と思っていたのですが、こうして数値で見るとビックリします。

今回導入した除湿機ですが、英国製ブランド「Ebac」社の「Ebac 15L Dehumidifier 2250e」になります。スペックとしては、除湿性能が15リットル/日と高性能だったことや、消費電力も210Wとかなり低かったので、1日中付けっ放しにしても電気代を気にする事がなさそう、というのがポイントでした。

早速その日の夜から除湿機のスイッチをONにして、一晩中稼働させてみました。結果のグラフがこちらになります。

一晩のみで何と湿度が85%から75%以下までダウン!また、除湿タンクに溜まった水も合計600ccで計測用に使った計量カップを優に溢れさせる量でした。それにしても、改めてこの部屋の湿気が如何に多かった事を目の当たりにして本当に驚いています。

まだまだ寒い日が続く中、お部屋の湿気が気になる方は是非除湿機の導入をオススメします。

イギリス英語単語集

  • 湿気:humid / moisture
  • 湿度:humidity
  • ジメジメした:damp
  • カビ:mold/mould(イギリス英語のスペル)
  • 黒カビ:black mould
  • 白カビ:mildew
  • 二重窓:double glazing window
  • 除湿機:dehumidifier
  • 結露:condensation

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