今話題のイギリス・テック企業をご紹介するシリーズですが、今回はPixoneye社をピックアップしました。ユーザーがスマホなどで撮影した写真のカメラロールなどを分析し、それに基づいてユーザープロファイルを提供している、非常にユニークな会社です。

同社が提供するソリューションは大きく分けて3つあります。「Recommendation Engine(レコメンドエンジン)」、「Event Triggers(イベントトリガー)」、そして「User Insights(ユーザーインサイト)」です。

Recommendation Engine

端末のカメラロールやFacebookのイベント情報を元に、同社の機械学習技術を駆使して、ユーザーにカスタマイズされたレコメンド機能を提供します。

何らかのイベントをトリガー(きっかけ)とするレコメンドやユーザー分析に加えて、ユーザーのネットの閲覧履歴やパターン、購買履歴などの嗜好データも活用できます。

Event Triggers

よりプロアクティブにレコメンドを行うイベントトリガーですが、新しく家を引っ越したり、赤ちゃんが生まれたり、休暇で海外旅行に行く、といったイベントをユーザのカメラロールから検知し、それに基づいたクーポンや広告、サービスなどを提供することが可能です。

同社の提供するSDKを利用することにより、新居のフロアプランや検討中の家具、また引っ越し用の段ボール箱などをカメラロールから識別し、よりターゲットにマッチした広告やレコメンドなどを行うことができます。

User Insights

同社の提供するSDKによって分類されるユーザーインサイトですが、プロファイルは最大で150にも及びます。

一例としては、下記の例が挙げられます。

  • ユーザーの年齢、子供がいるか、性別など
  • 料理を好むか、または外食を
  • 家を購入しようとしているか、家族を持とうとしているか、ビジネスを始めようとしているか、または退職するか
  • 仕事はマーケティング、金融、スポーツ、または個人事業か
  • 趣味はアートか、またはファッッションか。好む洋服の素材は、レザー、シルク、綿か、など

さらに提供されるアナリティックツールを利用することで、どのキャンペーンが一番効果があるのか、デモグラフィックス、性別、ライフスタイルなどのメタデータを閲覧することができます。

実績、及びケーススタディ

実績としては、既に大手メディアである「Daily Mail lab app」にて、ユーザーがペットのオーナーであるかどうかを識別し、それに合わせて適切な広告を配信することに成功したり、大手スーパーのTESCOがスマホアプリで1ヶ月間トライアルを行い、ユーザーのカメラロールに基づいてショッピングカードの予測を行なった結果、92%もの精度を提供したということです。

 

「インスタ映え」という言葉が浸透する中、ユーザーの撮影する写真は一つのコンテンツビジネスとして今まで以上に大きくなってきていますが、こうしたソリューションが出てくることで、今まではアンケートなどでしか得られなかったユーザーのプロファイリング方法がより効率化し、より精度を高めることになりそうです。

ウェブサイト:https://www.pixoneye.com

お問い合わせ先:[email protected]

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