8月30日(金)と31日(土)の2日間、青山学院大学で開催された「ワークショップコレクション10 with モノづくり体感スタジアム」に遊びに行ってきました!
ワークショップコレクションって?
まず、「ワークショップコレクション」ですが、
ワークショップコレクションは“世界初”のこども向けワークショップに特化した博覧会イベントとして、2004年にスタートしました。2013年3月の第9回イベントでは、2日間で約10万人の来場者を数え、国内外より「世界最大のこども創作イベント」と評されています。造形、絵画、サイエンス、映像、環境、デジタル、音楽、さまざまなジャンルにわたり約100種もの多彩なプログラムが同時進行的に展開されます。近年では海外ワークショップの参加や海外展開の要望を多数いただくなど、ワールドワイドな展開も視野に入れ、さらなる成長を遂げようとしています。
で、今こどもたち向けのイベントとしてもっとも注目されているものになります。
今回はその中でも、PEG(programming education gathering)による体験ブース内に設置された、「体感型のエデュケーショナルロボット」であるROMOと触れあえるブースにお邪魔してきました。
ROMO体験ブースの様子
こちらのブースでは、こどもたちにROMOの動作をプログラミングしてもらい、実際にROMOを動かして遊んでもらうような体験ができました。
はじめに、ROMOの動かし方(プログラミング方法)のレクチャーがあり、実際にブースに設置されているコースで障害物にあたらないようゴールを目指してROMOを動かしてもらうゲームをやっていました。ROMOの対象年齢は8歳以上ですが、もっと年齢の低いこどもたちが操作に戸惑うことなく夢中になって遊んでいるのがとても印象的でした!
お題:ROMOを使って障害物を避けながら、走らせてみよう!
実際にROMOで遊んだこどもたちの感想
ROMOをどうやって動かすかというと、ROMOにドックされたiPod Touch/iPhone向けのアプリを使って操作します。また、このアプリのGUIですが、アメリカの大学MITが考案した、「Scratch」をより簡素化させたものとなっており、小さいこどもたちでも簡単に遊びながらプログラミングを学べることができる仕様となっているとのことです。
実際に、ROMOをいじり倒してるこどもたちの話を聞いてみると、
- 「角度の調整が難しいんだよなぁ!」
- 「もっと手前でとまるように設定しないと!」
など、まるで一人前のプログラマーかのような口ぶりですね!この子たちの将来が楽しみです。
「おもちゃ」としての魅力と、「プログラミングをする」といった要素が実に見事に融合されており、こどもたちを虜にしていました。
ルンバのお絵かきやBraavaも展示
また、他のブースではルンバやBraavaの展示も行われており、参加するこどもたちを「デザイン部門の研究員」の一員として迎え入れ、新しいルンバの形を自由にデザインするアクティビティを実施していました。
研究員といえばかかせないのが白衣。かわいらしい研究員がみんな一生懸命にルンバをデザインしていました。この中からどんな将来のルンバが出てくるのか、考えるだけでもワクワクします!
ちょっと大きめの白衣も、手を通すとビシッと決まって一人前の研究員に変身しますね!
ROMO、ならびにルンバブースに共通して、実際に「体験する」ことを通してこの先世界を大きく変えていくロボット技術の魅力をこどもたちに伝えるという、まさに、”Change the World”を体現した素晴らしい内容となっていたと実感しました。
ソフトバンクのPepper君も大人気!
先日ソフトバンクから発表された、人型ロボット「Pepper」君。「Pepperとあそぼ!」コーナーではこどもたちに大人気で、沢山おしゃべりしようとこどもたちの行列ができていました!実際にPepperの開発環境をこどもたちに公開し、Pepperが動くしくみを体験することができるようになっていました。
まとめ
今回は時間がなかったため、ゆっくりと全てのブースを回ることができませんでしたが、このようなこどもたちの創造力や表現力を刺激する、プロジェクトイベントに、本当にたくさんの親子の方々が来場されていて、このイベントの関心の高さが伺えました。去年は2日間で10万人以上の来場者とのことでしたが、今年は果たしてどれぐらいに達したのでしょうか。当メディアとしても、来年はもっとガッツリと現場からライブでイベントなどをお伝えできるように頑張ります!
開催概要
ワークショップコレクション10 with モノづくり体感スタジアム
日時:2014年8月29日(金)11:00〜17:00、8月30日(土)10:00〜17:00
会場:青山学院大学 青山キャンパス
主催:NPO法人CANVAS
共催:青山学院大学、モノづくり日本会議/日刊工業新聞社
協賛:安心ネットづくり促進協議会
後援:文部科学賞、総務省、経済産業省、内閣府、東京教育委員会、渋谷区教育委員会、東京急行電鉄
公式:http://www.wsc.or.jp/