iPhone6で期待されているハードウェアの一つとして、「現行のゴリラガラスからサファイアグラス」への変更がありますが、どうも需要にサファイアガラスの量産が間に合っていない、という情報が飛び交い始めました。
TredForce社の見解
マーケットリサーチ会社であるTredForce(プレスリリース)によると、Appleの期待しているスケジュール通りに進めるために、Apppleの製造パートナー(Foxconn等)に6月中にサファイアガラスの納品を行う必要があったようですが、それが未だ行われていないとのことです。そのため、予定されていたiPhone6の前面サファイアガラス化に関して、かなり台数を絞った出荷になるか、またはリリースを延期させる可能性が非常に高い、と述べています。
サファイアガラス:材料の価格が下落
加えて、サファイアガラスを製造する過程で必要となる、サファイアインゴット、サファイア基板、PSS等の価格が前四半期と比較して約10%も下落している事もあり、本来であれば需要に応じて価格の上昇が予想されていただけに、サファイアガラスの製造自体もかなり苦労しているのでは、と見られています。
また、Appleが年末までにリリースされるとされる、iWatchでもサファイアガラスが使用されるのでは、と推測されていましたが、アナリストの見解としては、複雑な形状やフレキシブルOLEDディスプレイパネルとしての使用はそれ以上に困難である、としています。
既に現行モデルであるiPhone5sには、指紋認証センサー部分、及びカメラのレンズ部分に透明性が非常に高いサファイアガラスが使用されていますが、やはり「iPhone6では前面パネルもサファイアガラス!」という期待は夢で終わってしまうのでしょうか。今後のアップデートに期待しています。
参照元 : AppleInsider
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