中国企業のHuawei(華為技術)は、中国市場でAppleの主要な競合企業として知られていますが、本日、超軽量・薄型の折りたたみコンピュータ「MateBook Fold」の発売を発表しました。Huaweiは従来からAppleの美学を好む傾向があり、MateBook Foldとその販促資料にはApple製品の雰囲気が漂っています。

Appleも、Huaweiが披露したものと大差ない製品を開発中であるという噂があり、約13インチのデュアルスクリーン折りたたみデバイスを発表するとの情報が出ています。一部の噂ではiPadと呼ばれ、また別の噂ではMacBookと呼ばれていますが、最終的にはOSによって決まるとされています。
Huaweiによれば、MateBook Foldは「究極の美学」を備え、「創造の頂点」を表現しており、「驚くべき開閉」メカニズムを持っています。MateBookは閉じた状態で13インチですが、開くと3.3K解像度と1600nitのピーク輝度を持つデュアルレイヤー18インチOLEDディスプレイになります。Huaweiが「ウォータードロップ」と呼ぶヒンジを採用しており、完全に平らに開いたり、様々な角度で固定したりできるため、このデバイスは横向きや縦向きのタブレットとしても、デュアルディスプレイのノートブックとしても使用できます。

MateBook Foldは別売りのキーボードが付属していますが、ディスプレイに8本の指で触れることで起動できるオンスクリーンバージョンも備えています。この仮想キーボードは、デバイスが平らな状態でも、ノートブック形状に折りたたまれた状態でも使用可能です。

MateBook Foldの重量はわずか約1.13kgで、展開時の厚さは7.3mm、折りたたみ時は14.9mmです。開いた状態ではiPhone 16 Pro Maxよりも薄く、Appleの13インチiPad Proほど薄くはありません。
Huaweiは中国で23,999元(約53万円)からMateBook Foldを販売しています。米国では販売されておらず、現在は中国でのみ入手可能です。

一方、Appleの折りたたみノートブックまたはiPadについては、2027年頃に登場すると噂されています。こちらも展開時に18インチ以上の画面を持ち、キーボードを接続したディスプレイとしても、半分に折りたたんだ従来型のノートブックとしても機能すると予想されています。
Source: Macrumors