AirPods Pro 2、聴覚の健康をサポートする機能が新たな国々で利用可能に


Appleは昨年、AirPods Pro 2ワイヤレスイヤホンに新しく聴覚の健康をサポートする機能を導入しました。これらの機能は健康規制当局の承認が必要なため、地域ごとに段階的に展開されてきました。本日より、これらの機能が新たに4カ国のAirPodsユーザーに提供されることになりました。

Appleが聴覚健康機能の提供地域を拡大

Appleの発表によると、AirPods Pro 2の聴覚健康機能がオーストラリア、ブラジル、コロンビア、サウジアラビアのユーザーに新たに提供開始されました。AirPodsユーザーは主に2つの機能を活用することができます。

「聴力テスト」機能では、ユーザーはAirPods Pro 2とiOS 18を搭載したiPhoneまたはiPadを使用して、約5分間のテストを受けることができます。テスト完了後、デバイスは各耳の聴力レベルに関する詳細情報や聴覚健康に関する推奨事項を含む結果の概要を表示します。

補聴器モードで日常生活をサポート

軽度から中等度の難聴を持つユーザーをサポートするため、AirPods Pro 2は「補聴器モード」でも使用できます。iOSはテスト結果に基づいて聴覚プロファイルを作成し、イヤホンを臨床グレードの補聴器に変換します。Appleによれば、「これによりユーザーは会話により積極的に参加でき、周囲の人々や環境とのつながりを維持することができます」とのことです。

カスタマイズされた聴覚プロファイルは、設定を変更することなく、ユーザーのすべてのデバイスでの音楽、映画、ゲーム、電話通話にも適用されます。

機能の利用方法

この聴覚の健康をサポートする機能はiOSのAirPods設定内で見つけることができます。注目すべき点として、これらの機能はLightningモデルとUSB-Cモデルの両方を含むAirPods Pro 2のみで利用可能です。Appleによると、対象国でこれらの機能を有効にするにはAirPodsファームウェアのアップデートが必要な場合があります。

Source: 9to5Mac