Apple新型AirPods Max 2が実現する10の音質革命―H2チップで1.5倍強力なノイキャン搭載


Appleが本日発表した新型AirPods Max 2は、従来のH1チップに代わって最新のH2チップを搭載し、音質面で大幅な進化を遂げました。H2チップはすでにAirPods 4やAirPods Pro 2以降のモデルに採用されていましたが、AirPods Maxシリーズへの搭載は今回が初めてです。新しい高ダイナミックレンジアンプと組み合わせることで、複数の音響機能が強化されています。

新型AirPods Max 2の10の新機能

1. アクティブノイズキャンセリング(ANC)の強化

より強力なH2チップと新しい計算音響アルゴリズムにより、外部の音を検知して打ち消す能力が従来比で最大1.5倍に向上しました。騒がしい環境でも、より静かで集中できる音楽体験を実現します。

2. アダプティブオーディオ

周囲の環境に応じてANCのレベルを自動調整する新機能です。静かな場所では控えめに、騒がしい場所では強力に、状況に応じた最適なノイズキャンセリングを提供します。

3. 外部音取り込みモードの改善

H2チップ専用に開発された新しいデジタル信号処理アルゴリズムとAirPods Maxのマイクアレイにより、外部音取り込みモードがより自然な音質に進化しました。自分の声も周囲の音も、よりリアルに聞こえるようになっています。

4. 大音量低減機能

アダプティブオーディオの一部として、芝刈り機や工事現場の騒音など、突発的な大音量を自動的に低減する機能が追加されました。耳への負担を軽減しながら、快適なリスニング環境を維持します。

5. パーソナライズドボリューム

時間をかけて異なる環境でのユーザーの音量設定を学習し、自動的に最適な音量に調整する機能です。毎回手動で音量を調整する手間が省けます。

6. 会話認識機能

話し始めると自動的に音楽の音量を下げ、会話相手の声を増幅して聞き取りやすくする機能です。会話が終わると、音量は自動的に元のレベルに戻ります。

7. 高音質オーディオの改善

H2チップと新しい高ダイナミックレンジアンプの組み合わせにより、ドライバーのヘッドルームが拡大。より豊かな低音、自然なボーカル、楽器の定位感の向上を実現しました。低音域はより正確で一貫性のある再生が可能になり、中高音域もより自然な音質になっています。

8. アダプティブEQの進化

H2チップに合わせて再調整されたアダプティブEQは、より高い周波数帯域まで対応するようになりました。内向きマイクで聴いている音をサンプリングし、リアルタイムで再生を調整。装着具合や動き、耳の形状に関わらず、一貫したリスニング体験を提供します。

9. 音声分離機能

騒がしい環境でも自分の声を分離して相手に届ける機能です。通話時の音質向上はもちろん、コンテンツクリエイターが高品質な音声を収録する際にも役立ちます。

10. ワイヤレス音声遅延の低減

H2チップにより音声の遅延が低減されました。Bluetoothも従来の5.0から5.3にアップグレードされ、より安定した接続を実現しています。

その他の新機能と特徴

H2チップは音質改善以外にも、リアルタイム翻訳、カメラのリモート操作、「Hey」を言わずにSiriを起動できる機能など、さまざまな新機能を可能にしています。もちろん、パーソナライズド空間オーディオ、クイックペアリング、デバイス切り替えなど、初代AirPods Maxの優れた機能もすべて継承されています。

デザイン面では大きな変更はなく、全体的なフィット感や外観は従来モデルを踏襲しています。AirPods Pro 3と比較した場合の最大の利点は、ロスレスオーディオへの対応です。USB-C接続により、AirPods Proでは実現できない24ビット/48kHzのロスレスオーディオ再生が可能になっています。

価格と発売情報

新型AirPods Max 2の価格は549ドル(約8万2,000円)で、3月25日(水)から予約受付を開始します。発売は4月上旬を予定していますが、具体的な日付はまだ発表されていません。

まとめ

AirPods Max 2は、H2チップの搭載により音質と機能性の両面で大きく進化しました。特に、強化されたノイズキャンセリング、アダプティブオーディオ、会話認識機能などは、日常使いの快適性を大幅に向上させる注目の機能です。高音質を追求するユーザーにとって、待望のアップグレードモデルと言えるでしょう。

Source: Macrumors