Jackeryが新型ポータブル電源「Solar Generator 2000 Plus」でLiFePO4バッテリーに対応するようです。この新製品は最大6kWhまでのバッテリー拡張から最大6000Wの連続電力を提供します。さらに、安全性と長寿命が求められるLFP(リチウム鉄リン酸塩)バッテリーへの転換により、ユーザーはより効果的に電力を取得し、管理することが可能になります。価格は高めですが、その価格に見合ったパワーと機能性を提供してくれると思います!
今回発表されたポータブル電源、またはポタ電キットのベースは、「Explorer 2000 Plus」バッテリーで、重量は約28kgで2kWhの容量、3000Wの連続AC出力を備え、Jackeryの「SolarSaga 200W」ソーラーパネルを最大6枚まで接続することができます。そして、さらに最大で5つの2kWh追加バッテリーパックを追加することで、総容量を12kWhまで増やすことが可能です。
完全に最大まで強化された「Explorer 2000 Plus」ユニットを2つ接続すれば、24kWhという巨大な電池スタックから6000Wの連続電力を生成することができます。一見すると、これほどの電力を持つバッテリーは移動するのが困難に思えますが、その電力を生み出すことが可能です。
このソーラージェネレーターは、JackeryにとってNCMからより安全で長持ちするLFP(リチウム鉄リン酸塩、またはLiFePO4)バッテリー化学技術への待望の転換を表しています。競合他社が以前に行ったように、LFPバッテリーはNCMよりもわずかに重く、-20℃(-4F)以下の低温では加熱しない限り性能が落ちますが、それ以外のほとんどの点で優れています。それにもかかわらず、Jackeryは今後も製品ラインナップにNCMとLFPの両方を維持すると述べています。
「Jackery Explorer 2000 Plus」には、さまざまな充電ニーズに対応するためのDC充電ポート(2x USB-A、2x 100W USB-C、12V車)そしてACジャックがたくさん備わっています。また、統合ディスプレイで状況を監視でき、Jackeryの新しいアプリを使って入力/出力状況や設定のカスタマイズをリアルタイムで監視することも可能です。ユニットの最大騒音レベルは53dBに制限されていると会社は述べていますが、充電速度や出力電力を犠牲にすることで、30dB以下にまで静かにする「スーパークワイエットモード」も装備しています。これは、RV(レクリエーショナルビークル)、ボート、シャックなどで寝ている際に隣にファンがある場合などにありがたい機能と言えるでしょう。
「アーリーバード」価格は、「Explorer 2000 Plus」バッテリーのみで$1,980から始まります。これに「SolarSaga」200Wパネルを2枚追加すると$2,970、さらに2kWh追加バッテリーパックを混ぜると$4,500となります。
今回発表された情報からすると、Jackeryの新型ソーラージェネレーター「Solar Generator 2000 Plus」は、パワフルで、さらに安全で長持ちするLFPバッテリーを採用していることがわかります。その結果、このジェネレーターは、RV、ボート、シャックなどのオフグリッドの場所でも安心して使用できるツールとなりそうです。価格は高いですが、その価格に見合ったパワーと機能性を提供してくれるでしょう。
Source: The Verge