パソコンのブラウザー上ではほぼ定番になりつつある「広告ブロック機能」ですが、今回iOS 9のバージョンアップに合わせて、Safari上で「コンテンツブロッカー」 が追加されており、これにより今回ご紹介するCrystalなどのサードパーティ製アプリを使うことで、ようやく広告ブロックが実現する事に!
早速Crystalアプリをインストール!
[appbox appstore id1022177308]いくつか既にリリースされている中で、今回は「Crystal」を試してみました。設定はとっても簡単!アプリのインストール後に、アプリ上で下のような画面が表示されます。
この手順通りに、設定アプリで項目を探し出し、目的のスイッチをオンにするだけ。「設定」-「Safari」の中に「コンテンツブロッカー」があるので、これを選択。
今回インストールしたCrystalが表示されているので、これをONに。
たったこれだけで、Safariのブラウザー上で余計な広告を非表示にしてくれちゃいます。試しにCNNのサイトの広告がブロックされるか、試してみました。左がCrystalをOFF、右がONにした状態です。下に大きく見えている四角い広告ブロックが丸々非表示にされている様子が確認できますね。
ただ、すべての広告がなくなるわけではなく、「Crystal」アプリのサーバー上で管理されているブロックリストに登録されている広告ネットワークのみが対象となっているようです。
広告ブロックリストへの登録は?
このリストですが、アプリから簡単に追加申請を行う事ができます。まずはSafari上で表示されているページのURLをコピーする方法と、「Crystal Report Site」を利用する方法です。今回はこのCrystal Report Siteでレポートしてみます。
まず、広告が表示されているページにて、下部にある「共有」アイコンをタップします。表示された下の段にある「その他」をタップします。
アクティビティの中に表示される「Crystal Report Site」をONにします。
こうすると、再度共有ボタンを押したときに「Crystal Report Site」のアイコンが表示されるので、これをタップします。
Crystalアプリが立ち上がり、先ほどまで閲覧していたページが自動的にURL欄に貼り付けられ、この画面から送信ボタンをタップします。
するとダイアログが表示され、無事にURLの送信が行われたことを確認できます。
AppStore日本では早くも有料カテゴリーで第1位に!
今回大きく注目されているこのCrystalですが、早くも有料カテゴリーにて1位と、日本のユーザーにとって大変な人気ユーティリティアプリとなっています。アプリ開発元であるMurphyAppsのDean氏(@CraftyDeano)にお話をお伺いし、本人も日本のストアにてNo.1ということを大変驚いているとのこと。
次のアップデートはオプトインに対応し、ホワイトリストを登録することで「あえて」広告を表示させることによりそのサイトを応援したり、カスタムフォントのブロックやページの画像を全てブロックできる機能を搭載する予定ということです。特に海外でローミングを利用しているときなど、データ通信を削減したい時に大活躍してくれそうです。
広告ネットワークですが、Google AdsenseやGoogle AdWords等に加えて、ウェブサイト解析ツールであるGoogle Analyticsのスクリプト等も無効にするということ。これにより、プライバシーの高いウェブ閲覧が可能となりますが、コンテンツプロバイダーやサイト運用者からすると少し頭を悩ませる機能になるかも?
Dean氏、日本のユーザーにメッセージ!
Dean氏は、「とても驚いており、大変嬉しく思います。これは全く想定しておらず、日本のユーザーの皆様のサポートに大変感謝しています。より良い広告ブロック機能を実現するため、皆さんからのURL送信やフィードバックなどを心よりお待ちしております!」と述べ、今後の日本向けのサポートに力を入れていくことを強調していました。