新しく発売が開始されたiPhone SEや9.7インチiPad Proを始め、iPhone 6sやiPad miniなど、数多くのラインアップ上で提供されているiOSアプリ。既に2015年6月の時点でAppStoreへのアプリ登録数は150万アプリを超えており、ダウンロード数も1,000億回以上とのこと。
さて、皆さんは何かアプリを探している時、例えばTODOアプリ等、検索するとたくさんの結果が表示され、無料であったり有料のものまで本当に様々です。一見「当然無料がお得でしょ?」と思いがちですが、有料アプリを購入するメリットをちょっとご紹介します。
有料アプリにするかどうかの5つのポイント
1. 突然AppStoreから消える可能性
Dropboxが買収したことでも有名なメールアプリ「Mailbox」ですが、リリース当初はかなりの人気を誇り、非常にシンプルな操作方法と軽快な動作でユーザーを魅了してきましたが、先日のアナウンスによりアプリ・サービスの提供が中止されることが決定しました。
これはほんの一例ですが、無料アプリでよくあるのは、急な「アプリサービスの終了」という意図せない出来事だったりします。やはり開発者として、またアプリを提供する企業として、収益をいかに確保するかは一番の課題ではあり、その点有料版を購入することにより、新しくリリースされた段階から開発者側をしっかりとサポートすることができることになります。
2. 充実したサポート
良くあるのが、アルバイト的に「週末プログラマー」としてアプリを開発しているケース。趣味やスキルアップのために行っている場合も多かったりすると、広告のクリックで得られる広告費より、ユーザーがちゃんと購入してくれる方が、開発者としてもしっかりとそのアプリをバージョンアップさせ、ユーザーの声に耳を傾けてサポートして行きたいという、気持ちにさせてくれるのでは、と思ったり。
3. 開発者はどうやってお金を得ているの?
iOSアプリを公開している分、開発者が費やしてきた時間やコストをどう回収するのか、という点ですが無料アプリで良く見るタイプは広告を画面下に常に表示させたり、ローディング画面でポップアップさせたりするもの。
ユーザーからしても、意図しない箇所で間違って広告をタップしてしまったり、広告が表示されているために画面のスペースが小さくなってしまったり、とかなりマイナス面が多いのも事実です。
その点、有料アプリであれば無駄な広告が一切表示されなかったりするので、その価値は十二分にあると言えそうです。
4. お気に入りの機能が消えたりすること
無料アプリに良くあるのが「アプリ内課金」で、それを購入することでプレミアムユーザーだけに提供する、より高度な機能がパッケージされていることがあります。最初からその条件であればユーザーも割り切って利用できますが、中には突然「今まで無料で使えていたこの機能を、今度から有料にします」といったアナウンスをされることもしばしば。開発者として収益を得なければならないのは分かりますが、これに遭遇するユーザーのアプリに対する印象は悪くなりますよね。
その点、最初から有料アプリを購入しておけば、「今まで使っていた機能が使えなくなる」といった心配もなくなりそうです。
5. より洗練されたクオリティ
有料で提供されているアプリに関しては、その分開発者としても強い責任感を持ってアプリ開発に臨んだり、しっかりとUIデザインやグラフィックにお金をかけることができるため、クオリティが高いアプリが多い印象を受けます。また、ユーザーからレポートされるクラッシュレポートなどをしっかりと解析し、定期的なバージョンアップを心がけるアプリ開発者も多いようです。
まとめ
必ずしも「有料でお金を払っているから、無料と比較して絶対的にいいはずだ!」とか、「自分のサポートメールにいち早く返事して対応してくれる!」ということは言えませんが、開発者としても、特に趣味や余った時間でプログラマーとしてアプリをリリースする中で、しっかりとお金をユーザーからもらうことで、よりモチベーションを持って開発作業を継続してくれると期待できるかもしれません。中には「え?こんないいアプリなのに120円で使わせてくれるの?もっと払ってもいいのに!」といったクオリティのものまであったりします。
これを機会に自分のお気に入りな有料アプリを見つけて、開発者をサポートする気持ちで購入してみては?
発信元:MakeUseOf