現時点でネット界隈で「格安SIMの中でコスパ最強!」と謳われている、「BIC SIM(ビックシム)」を早速試してみました。実際のAPNの設定の方法や料金なども紹介します。
BIC SIMって?
BIC SIMとは、格安SIM(MVNO)のカテゴリーに位置し、IIJの運営により「ビックカメラ」ブランド下でホワイトレーベル化されたSIMカードです。BIC SIMには幾つかのプランがありますが、今回は一番エントリーとなっている「ミニマムスタートプラン」をチョイスしてみました。内容としては、
- 月間1GBのデータ通信が900円(税抜)/月より
- 1GBを超えてしまった場合は、最大200kbpsの低速通信
といったものです。ここで補足なのですが、上の「1GBのデータ量」はバンドルクーポンを使ってLTEの下り:最大150Mbps、上り:最大50Mbpsを利用した時のデータ通信量になります。なので、例えば常に低速通信(最大200kbps)を敢えて選択してネット回線を利用している場合には、特に制限はかかりません。
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このバンドルクーポン、スマホのアプリからON/OFFの設定が自由にできるようになっています。使い方として、「ちょっとサイズが大きいアプリをダウンロードしたい」、「どうしても今このYouTubeを見たい!」等の場合に、さくっとLTEの恩恵にあずかる、なんてことができます。但し、一旦切り替えた設定を元に戻すには1分ほど待つ必要があるので、注意したいところです。
購入にかかった金額は、パッケージ代金として税込で3,229円。店頭で購入した際、ビックポイント:322ポイントが加算されました。因みに、解約ですが、最低利用期間は課金開始日の翌月末日まで。例えば今契約した時には、今月分は日割り計算で、来月末で解約ができます。メジャーキャリアと異なり、「x年縛り」などがないのが良いですね。
iPad mini SIMフリー版に装着
nano SIMをまずiPad miniのSIMスロットに差し込みます。
無事にNTT DOCOMOのアンテナをつかみました。
APNの設定を行います。この部分はマニュアルで入力してもいいですし、IIJが用意している設定ファイルをインストールすることで手間を省けます。
- APN: iijmio.jp
- ユーザー名: mio@iij
- パスワード: iij
- 認証タイプ: PAPまたはCHAP
スマホのアプリの切り替え
アプリ側でバンドルクーポンをONにしている状態です。下の「ON時」の合計が1GBに達すると、最大200kbpsの低速通信に制限されます。iOSアプリは、iPhone用とiPad用があります。
通信速度ってどんな感じなの?
ドコモのLTEの回線をベースとしているため、チケットバンドルがONの状態では、LTEのスピードをフルに楽しむことができます。これは新宿駅付近ですが、下りは6Mbpsオーバーと快適なスピードです。
こちらは同じロケーションで、チケットバンドルをOFFにした状態です。何度かスピードテストを走らせてみましたが、下り0.19Mbpsと理論値に近いスピードが出ています。Yahoo!のトップページをiPad mini上で読み込んだ際、3.2秒(キャッシュクリアした状態)でした。通常のウェブサイトやメールのやり取りなどでは、時々「遅いなあ」ということはありますが、日常ユースであれば問題なさそうな感じです。
テザリングも利用可能
テザリングも問題なく利用できます。但し、一つ大きな注意点が!5月31日より、NTTドコモの最新のキャリアアップデート(ドコモ 16.2)が公開されていますが、これをSIMフリーのiPhoneやiPadに適用してしまうと、テザリングが利用できなくなります。これはドコモ側で「自社が販売している以外のSIMカード経由のテザリングは制限したい」といった思惑があるようです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
おまけにWi2 300のWiFiスポットも使えちゃう!
BIC SIMユーザーであれば、ワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供するWiFiスポットサービス、Wi2 300が使い放題です。エリア的には、BBモバイルポイントが使えることもあり、マクドナルド、スタバ、タリーズ、サンマルクカフェ等広範囲にわたってカバーされています。詳しいエリアはこちらからどうぞ。ちょっと重たいファイルをダウンロードしたい時や、ゆっくりとYouTubeを鑑賞したい時等、マックに掛け込んで、WiFi通信を楽しむ、なんていう利用シーンが増えそうです。
このようなMVNOを活用した格安SIMが次々と出てきており、この前はKDDIのLTEネットワークを借りる形で展開する「mineo」(ケイ・オプティコム、関西電力系の通信事業者)が発表され、サービス開始前の申し込みで1万5000権を突破するなど、とても好調な人気を見せています。ユーザーとしては、こうしたリーズナブルなエントリーで手軽にSIMカードが使えること、契約時のx年縛り等もないことから、ますます市場が拡大していくと思います。
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