Microsoftが、Cede Conferenceにて「スタートレック」ライクな、Skypeをベースとしたリアルタイム翻訳のデモを行いました。今回新しくCEOに就任した、サトヤ・ナデラ氏(Wikipedia, Satya Nadella)がこの技術の説明をしてくれました。見せてくれました、Microsoft!!
サトヤ氏曰く、脳の機能は本当に驚くべきものばかりで、その一つに「Transfer leaning」というメソッドがあり、例えばまず英語を教わった後に、中国語を教わると、最初に教わった英語力の向上が見られ、さらにその後スペイン語を教わると、英語と中国語がより良くなるという事実があり、誰一人としてどうしてそうなのか、未だに解明されていない、ということでした。
デモのシナリオは、Gurdeep Pall氏がアメリカ・シアトルにいるドイツの同僚にSkypeでビデオ電話を行い、英語とドイツ語で会話を行うというものでした。因みにSkypeですが、3億人以上が毎月Skypeを利用しており、会話としては20億分(!!)もの時間が毎日費やされている、とのことです。改めて数字として見ると、ものすごいユーザーですね!
なんか、まるで近未来的な絵を見ているような感じです。今のところ、リリースは今年2014年の年末ごろに、Windows 8アプリ(ベータ版)をリリースする予定であることも明かしました。Microsoftとしては、今後教育などの分野で「グローバル・エジュケーション」をテーマに様々な応用を考えているとのこと。期待が高まりますね!
合わせて、Microsoft Researchのプロモーションビデオもご覧ください。