Appleのサプライヤーとして長年契約している、台湾に本拠地を置くTPK社(HP)のエクゼクティブによると、当社が立てていた第3四半期の予測を大幅に見直し、大きな見込みの部分を3か月ほど後伸ばしにした、と述べています。このTPK社、Appleがリリースすると予想される「iWatch」向けのタッチモジュールを製造する会社と噂されていますので、iWatchに関連した予測部分なのでは?と推測されます。
iWatch concept by Todd Hamilton
台湾UDN誌によると、TPK社のコーポレイトコンフェレンスにて発表された(関連記事はこちら)とのことです。TPK社は長年に渡り、AppleのiPhoneやiPad向けのタッチモジュールの提供を行ってきたサプライヤーで、TPK社、日本写真印刷株式会社、米国Cambriosの3社の合弁会社であるTPK Filmsが、Cambrios社の特殊インクによるSilver Nanowire(HP)をベースとしたタッチモジュールを製造する、とされています。
Silver Nanowireタッチモジュールは、とてもフレキシブルで追加のセンサーなしにタッチの判定を実現できるため、よってタッチパネルの厚みを最小限に抑えることができます。TPK Filmsは、このタッチモジュールを製造できる唯一の企業の1社のようです。
もし、これが事実だとすると、Appleのウェアラブル端末である「iWatch」の量産開始が少し先延ばしになりそうですね。
参照元 : AppleInsider