ユーザー15.9億人にも及ぶFacebookですが、現在膨大なコンピューターリソースを使い、次なる人口統計マップを作成中とのことです!
Facebookの目指す人口統計マップとは?
このFacebookが作成しようとしている「地図」は、ユーザーの住む場所とネット接続を解析し、現時点で地球上の人口10%に当たるとされる、ネットアクセスを持たないエリアに対するアプローチを検討するためのものとしてます。
これはFacebookのConnectivity Labsの一つのプロジェクトであり、ドローンや人工衛星、さらにはレーザー等を用いて、農村地帯や開発途上国といった地域へインターネットを届ける、という試み。この地図により、そうした人々向けにWi-Fiスポットなのか3G/4G回線なのかを効率的に判断できるようにする、といったものです。
既に210万平方キロメータルを解析済み
Connectivity LabsはFacebookのデータサイエンス部門を始め、インフラユニット、機械学習・人工知能グループと共同作業を行い、350TBにも及ぶデータとなる20ヶ国における計2160万平方キロメートルにも及ぶエリアを既に解析済みとしています。
加えて、写真の顔認識技術などを担当するコンピュータービジョン技術との合わせ技で、人工衛星などの画像から人口の建築物等も認識できるようになったとのこと。
ユーザーのFacebookの利用状況などを元に、上記の建築物とのデータを照らし合わせることで、その建物の中にどれぐらいの人々が住んでいるのか、も推測することが可能になるようです。
Facebookによると、今年の後半辺りを目処にこのデータを公開し、社会経済的なリサーチや自然災害等といった分野で役立たせることを期待したいています。当チームは、コロンビア大学のCenter for International Earth Science Information Networkと共同で、全く新しい人口データセットを作成していくとしています。
先日の「Samsung Galaxy UNPACKED 2016」イベントにサプライズゲストで登場したFacebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が登場し、VR分野への貢献で会場を沸かせましたが、ますます同社の今後の動向が注目です。
発信元:The Verge
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