世界中で注目されていた、Bitcoin分裂の大イベント。今回の分裂は「ハードフォーク」と呼ばれ、数ヶ月前から予想されてきましたが、今回8月1日、日本時間で午後9時頃に実際に現実となりました!自分の持っているビットコインは果たして?また大人気サービスである、自分の価値をユーザーが自由に売買できる「VALU」でのBitcoin Cashの対応は?
ビットコイン分裂の意味とは?
既にビットコインを保有しているユーザーからするとこれは何を意味するんでしょうか。もし、Bitcoinを所有している、かつプライベートキーも管理しているユーザーの場合は、新しく派生したBitcoin Cashに同じプライベートキーを利用することができるようです。
Bitcoinを所有しているが、プライベートキーが手元になく、取引所などに預けているユーザーの場合、その取引所が今後どういった対応を取るか、が焦点となります。取引所によっては、所有しているビットコインの数量と同じ量のBitcoin Cashを付与するケースもあるようです。
多くのビットコイン取引所では、この一大イベントを前に売買の取引を一旦停止しているところが多く見受けられ、例えばCEX.ioでは、今回のBitcoin Cashが誕生したことに対して、この新しい仮想通貨をトレーディング可能なペアとしてみなすかどうかはユーザーからの要望を見ながら対応したいと言うコメントを発表しています。
なお、全世界で一番人気を誇る仮想通貨取引所であるCoinbaseは、今回新しく作成されたBitcoin Cashを現時点では拒否しており、対応するためには当取引所のプラットフォームを大規模に変更する必要があるとしています。Botcoin Cashの価値が現時点では不透明なため、この辺りも慎重に検討をしたいとしていますが、CoinbaseとしてBitcoin Cashを新しい仮想通貨として受け入れた場合、今回のハードフォークが起こったタイミングまで遡り、顧客に対して相当のBitcoin Cashを配布する、としています。
VALUでは同量のBitcoin Cashがもらえることに?
今話題となっている、自分の価値を株式会社のようにユーザーが自由に売買でき全く新しいプラットフォームである「VALU」ですが、取引されるVALUの通貨がビットコインでもあることで、VALUユーザーも固唾を飲んでこのイベントを注目していました。同社の「ビットコインのブロックチェーン分岐リスクに向けた対応」によると、「BCC分岐が恒久的であると当社が判断した場合、お客様はビットコイン、及びBitcoin Cash両方の資産を持つことになります。当社は、分岐前にお客様の VALU アカウントで保有されていたビットコイン現物の数量と同量のBitcoin Cashをお客様に付与します。」となっています。
今回多くのメディアでも取り上げられているこの仮想通貨ビットコインの分裂騒ぎ。これが一旦収まるまでは、価格の変動が大きく上下しそうですね。
発信元:The Verge