Apple、拡張現実であるAR搭載メガネのプロトタイプを開発中?スナップ動画が撮影可能なSpectaclesに似ているとも

次期モデルであるiPhone 8の発表が近づくにつれ、様々なリーク情報などが飛び交うApple界隈ですが、今回はAR・拡張現実をサポートするメガネのプロトタイプを手がけているという情報で盛り上がっています!機能的なイメージとしては、Snapchatが発売中のスナップ動画が撮影できるサングラス「Spectacles」の様です。

今回の情報筋はFinancial Timesで、同紙によればApple社内の少なくとも1つのグループが3Dカメラを搭載するメガネの開発に携わっており、このメガネの特徴はスクリーンがなく、iPhoneをメイン画面として動作するとのこと。まるでSnapchatスマホアプリを提供しているSnap社が発売を開始した、「Spectacles」のようなスタイルになるのでは、としています。

Snap社がアメリカやイギリス、そしてフランスで絶賛発売中のSpectaclesですが、カメラ付きのサングラスでボタンを押すことで、10秒間のHD動画を撮影して、その場でSnapchat経由で友達などに共有ができる仕組みです。

Appleの開発するとされるAR向けのメガネですが、一度2016年に話題となっており、その際はiPhoneを母体としてワイヤレスで接続され、写真や情報などがメガネ上に表示されるという内容でした。ちょうど、Apple Watchのスクリーンがメガネ上に表示される、といったイメージだった様です。

Robert Scoble氏によると、Appleがリリースすると予想されているARメガネはカール・ツァイス社とのパートナーシップの一環の一つとなる予定ですが、依然メガネ自体はプロトタイプの段階で、商品としてのリリースはまだ先になる見込みとのことです。

Financial Timesですが、今年の初め頃にAppleがAR・拡張現実のデバイス分野において、大きなステップアップを行なったと取り上げたものの、実際に商用化されるのは少なくても1年先か、またはその先になるのでは、という見解を示しました。Bloombergによると、このARメガネのプロダクトローンチは2018年頃になるのではとしています。

ARメガネの開発が噂されるのと並行して、先日のWWDC 2017の会場にてiOS 11の発表に加え、「ARKit」をリリースしたAppleですが、これは開発者向けに提供されるAPIを通じて、拡張現実を容易にアプリ開発やゲーム開発に取り入れることができるものです。これは、ARKitが発表されたことにより、世界中でトップシェアを誇るiPhoneやiPadなどが瞬時にARデバイスとなることを意味しており、ゲーム開発者やアプリ開発者などからすると、非常に魅力的なプラットフォームであると言えます。

既にスウェーデンの家具メーカーであるIKEAは、ARKitを活用したアプリ開発を進めており、気になっている家具などを実際に自宅に置いた時の雰囲気などをカメラを通じてチェックすることができる様です。AR・拡張現実の分野はますます期待が高まりますね!

発信元:MacRumors

関連お勧めアイテム

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で