20枚ものカード情報を1枚にまとめる「Plastc」、約10億円近くを集めたものの倒産に

2014年に華々しいコンセプトでユーザーを興奮させた、Plastcカード。1枚のプラスチックカードに自分のクレジットカードやポイントカードなどを集約させ、支払いの時に好きなカードをチョイスして切り替えられると言う、まるで夢のようなプロダクトでしたが、予約販売などで約10億円を集めたものの、資金がショートしてしまい、商品の出荷を目前にして倒産すると言うニュースが流れています。

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当メディアでも、このPlastcカードの登場を記事として紹介し、Facebookなどで大きくシェアされ、多くのユーザーの関心を呼んできましたが、期待が高かっただけに今回のニュースはとても残念なものです。

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Plastcのウェブサイトでは、今回の倒産(チャプター7)に至る経緯をまとめており、予約販売分の金額として900万ドル以上(約10億円)に加え、複数の投資家からの追加投資を模索してきたものの、結果直前で断られた事で事業を続けることが困難になり、やむなく倒産の申請を行ったとのこと。既にPlastcで働く全てのスタッフはレイオフされており、ソーシャルメディアのアカウントなども取り下げられています。加えて、既に予約販売分を購入したユーザーですが、残念ながら返金などは行われず商品を受け取ることもないとのこと。

一ユーザーとして、非常に期待していたプロダクトであるPlastc。今回の件でも、ハードウェアが絡むプロダクト開発の課題が大きく露呈した形になります。Kickstarterなどでも、商品出荷に至らずに失敗するプロジェクトなどが多く見られますが、ユーザーが「欲しい!」と言うものを無事に形にして届けると言うのは何とも難しいですね…

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