仮想通貨取引所大手バイナンスにハッキングか?便乗して巧みな詐欺サイトも横行、要注意を!

仮想通貨取引所の大手として知られるバイナンス / Binanceですが、今回ハッキングが確認された旨のニュースがネットを駆け巡り、ビットコインを始めとして各仮想通貨が大幅に下落する中、それに便乗する形で数多くの詐欺サイトが出現しているようです!こうした詐欺サイトの手法とは?

Binance CEOであるジャオ・チャンポンCEO氏が一連の騒動に関して、正式なコメントをTwitterにて「ユーザーの資金は安全です」とツイートしたのがこちらとなります。

今回取り上げる詐欺サイトの手法としては、それにフォローアップするような形で、本人と同じ名前や写真を使い、上記のツイートに対して返信を行っています。なお、当然のことながらTwitterの「Verified / 承認済み」バッジは付いていません。

ツイートの内容としては、「今回の一連のハッキング騒動に関して、お詫びを申し上げます。今回、取引所として3,000 ETHをユーザーにプレゼントします。方法は、下記のサイトに表示されたアドレスにETHを送付頂く事で、10倍のETHを送り返します」と、いうもの。何だか、日本のスマホアプリでよく見かける「詫び石」のような文言になっています。

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仮想通貨のギフトを謳う詐欺サイトとは?

この詐欺サイトにアクセスすると、ETHアドレスが文字列で表示されていたり、QRコードでも読み取れるようになっており、「Once we receive your transaction, we will process the outgoing transaction to your address…」と、入金を確認後、送付元のETHアドレスに対してETH送金処理を行います、となっています。今回スクリーンキャプチャで使用したサイトはこちらです。

少しスクロールしていくと、今回謳っているETHのギフト分の残量がグラフで表示されていたり、実際にユーザーから送金されていると思わせるETHの送金履歴がそれらしくリストアップされています。

このリストの中には、例えば「3.90 Ether」を「入金・IN」したアドレスに対して10倍となる「39.00 Ether」を「送金・OUT」したと思わせるトランザクション履歴となっています。

この詐欺サイトに使用されているイーサリアムのアドレス「0x1e3c07ce10973fcaebc81468af1d3f390d2a4c71」ですが、こちらは下記のサイトにて実際のトランザクションを追うことが可能です。

https://etherscan.io/address/0x1e3c07ce10973fcaebc81468af1d3f390d2a4c71

これによれば、8日10:00辺りの時点で既に9.23 Etherが複数のユーザーによって振り込まれており、その金額は7,000米ドルとなっています。

さらにウォッチをしていくと、9日早朝にはアドレスには残金/Balanceとして81.53 Etherが集まっており、下のトランザクション履歴を見ると既に詐欺サイトの運営者と思われるアドレスに対して100 Etherが送金されているのが確認できます。合計すると、上記の詐欺サイト経由で集められたのは、この記事執筆中の時点(9日午前4時)で累計は181 Ether、現時点のレートで換算すると何と13万米ドル(日本円で約1350万円!)となっています。

仮想通貨ユーザーの不安に漬け込む詐欺サイトには要注意!

最近では記憶に新しい仮想通貨取引所を運営するコインチェックのハッキング被害に便乗した詐欺が横行しており、消費者庁も公式アカウントで注意を喚起するツイートを行っています。

「自分の使っている仮装取引所などがハッキングされた!果たしてお金は大丈夫なの?」と不安なユーザーをターゲットとして、その会社の公式Twitterやトップなどのツイートに便乗して、こうした詐欺サイトへの誘導を促し、「送金して頂ければ10倍にしてお返しします」と言った文言で狡猾にユーザーから仮想通貨を徴収するのは本当に悪質でタチが悪いと言えます。

まずこうした話には疑って掛かること、こうしたツイートが承認済みアカウントからのもの、また、送金先を促すアドレスは予めEtherscanなどのサイトで、そのアドレスに関する口コミ情報などを確認し、自己防衛をしっかり高めるようにしたいと思います。

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