先日既にプレスリリースにて発表されていますが、ロボット掃除機を初めとしロボティック分野で25年ものノウハウと実績を誇るiRobot社のルンバ最新モデル「980」の新商品発表会が、9月29日ラフォーレミュージアム六本木にて行われました。今回の新商品ですが、最大112畳に当たる185㎡をカバーしたり、カーペットでは吸引力を高めたり、さらにはスマホからも操作できたりと超高性能な仕上がりを見せています!

アイロボットCEO 兼 共同創設者コリン・アングル氏

iRobotの提供するロボット掃除機シリーズは、全世界で累計1,400万台にも達しており、現在掃除機全体のマーケットシェアからすると、ロボット掃除機はその20%を占めており、コンシューマーの関心がとても高いことを示していました。加えて、iRobot社が13年前に史上初となるロボット型掃除機をアナウンスして以降、全世界にてiRobot社の占める割合は68%にも上ること、さらに日本における市場は75%にも上り、日本市場がiRobot社にとっていかに重要なマーケットであるかを強調していました。

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次は「Next Leap Forward」と題し、これからiRobot社がどこへ向かおうとしているのか、のプレゼンが行われました。まず、歴史を振り返り、1804年の西部開拓時代、西部開拓探検団として知られるメリウィザー・ルイスとウィリアム・クラークを引き合いに出し、彼らは未知の世界を開拓し、地図を作成しながら西部を進んでいった様子を語りました。

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この時のミッションとしては、まず自分のスタート位置を正確に把握すること、障害などは避けて通ったり、適度に休憩を取りつつ、大きな目印となるランドマークを目指して進み続ける、といった事が挙げられます。

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実際この探検団は、これらのミッションを元にして、セントルイスを出発点とし、Fort Clatsopまで約1年6ヵ月かけて到達できたこと、そしてその帰りは行きの知識と経験を活かして6ヵ月でスタート地点に戻れた、と説明しました。

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興味深いのは、ロボット掃除機ルンバも云わば同じ状況に置かれていること、買って初めてスイッチが入れられた時など、全く地図がない状態からスタートしなければならない、と述べました。そんな中でも、家のレイアウトを把握し、家具等の位置を念頭に入れながら、しっかりと掃除をしなければならないという、ミッションが課されている訳ですね。iRobot社は約15年間にも渡り、マッピング技術に投資をし続け、最初は非常にパワフルなコンピューターと高性能なレーザーでリアルタイムにマップを生成するところから始まり、今ではバスケットボールより一回り大きいボディーの中にそれが凝縮された形となっています。

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また、今回ルンバがネット接続が可能になったことにより、今後IoTの分野にてクラウド連携などで本領を発揮するようになるだろうと述べました。実際プロセッサー等もクラウドを経由することで、ルンバから見えるオブジェクトの認識を行うことが可能となり、しっかりとコンテキストを理解できるようになるだろうとしています。コリン氏としては、IoTの後にはIoR(Internet of Robotics)が控えており、iRobot社は既にそれに向かって商品開発などを行っているとのことです。

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最新モデル、ルンバ980=スマート、シンプル、そしてクリーン

ここで同社シニア・バイスプレジデント クリスチャン・センダ氏もステージに加わり、ルンバ980の新しくなった性能や機能などを説明してくれました。

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まず大きな特徴の一つは、ルンバ本体に搭載されたカメラとフロアトラッキングセンサーなどの多彩なセンサーによりフロア全体をナビゲーションし、本体カメラで部屋の中のランドマークを識別しつつ、レーザーマウスなどにも活用されているのと同じフロアトラッキングセンサーでカーペットやラグの上でもしっかりと自分の動きを把握することが可能。

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今までの様に、電池が途中で切れてしまったため、部屋の隅辺りで寂しく取り残されている、ということはもうなくなり、自動で充電を行い自動で掃除作業を再開する機能が付きました。

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実際に約150平方メートルのフラットを使い、それぞれの部屋などにカメラを設置、そして実際にルンバが本体で作成しているマップがどういったものなのかがムービーで流れていました。電源の切れる約2時間後辺りに一度ドッキングステーションに戻り、充電がある程度行われた状態で引き続き作業を開始した様子がスクリーン上でで確認できました。こうしたモニターの家がボストンを含め北米、ヨーロッパ、そして日本を含むアジアにあるとのことです。

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また、今回のモデルではスマートフォンアプリとの連携が行われ、外出先でもルンバの操作が可能になったり、「ちゃんと綺麗にしてくれたかどうか」を確認できる履歴ビューなども準備されています。加えて、これから両親や友達が遊びに来るような時に対応できるような、通常よりもより入念に掃除を行うモードなどが準備されています。「実際のところ、既にあるスケジュール機能(予め設定した曜日や時間帯にルンバを稼働させる)だが、思ったより使われていないことがモニター調査などで分かった。この、いつでもどこでもスマホからルンバをオンにできる機能で、ルンバを含めた生活スタイルが変わると信じている」とコリン氏は述べました。

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ルンバ本体の吸引力も大幅にアップグレードされ、700シリーズと比較して最大10倍ものパフォーマンスを誇り、カーペットやラグの上では「カーペットブースト」により自動的に吸引力の引き上げが行われます。

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日本市場にて代理店を行う、セールス・オン・デマンド社の取締役、池田氏は、日本のロボット掃除機を今まで使用したことがないユーザーにとって、「本当にきちっと掃除してくれるのか」「使い方が複雑なのでは?」「自分の代わりになるのか?」というのが3つの大きな課題となっていたが、今回の新モデルであるルンバ980は、これらをすべてクリアできるレベルに来ている自信がある、と語りました。

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加えて、ルンバの本当の価値は単なる掃除機の置き換えではなく、ロボット掃除機に掃除を任せることで生まれる、時間的な余裕=プラスアルファの事ができる、とし、ライフスタイルを変えてくれる「信頼できるパートナー」であるとしました。

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発売は10月10日より

今回の新モデル、ルンバ980ですが、価格は125,000円(税別)、全国の家電百貨店、及び公式サイトにて来月10日よりスタートされます。また予約は29日よりこちらにて行われています。

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質疑応答セッションでは、「ダイソンのロボット掃除機はどうか?」といった鋭い質問も飛び交い、コリン氏としては「まだベータテスター向けの商品の様で、早く市場に出てきて欲しい。また、実際のユースケースなどで自社のルンバと機能比較ができる日を心待ちにしている」と述べました。

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IoTへの視野を含め、ロボット掃除機業界で老舗ながらに次々と新しい技術や機能を取り入れていくiRobot社のルンバ、将来はどの部屋にどんなものがあるのかを覚えるようになり「あれ、ルンバ昨日読んでた本知らない?」と話かけると「ベッドの下で見かけましたよ」なんて、自分のことを誰よりも知っているパーソナルアシスタントになる日も近そうですね!

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